確率の解説

確率(かくりつ、Probability)とは、ある事象が起こる可能性を数値で表したものです。ここでは、確率の基本的な考え方を例と共に解説します。

確率の基本的な考え方

確率は次のように計算されます:

\[ \text{確率} = \frac{\text{期待する事象の数}}{\text{全ての事象の数}} \]

この意味を理解するために、いくつかの例を見てみましょう。

例 1: サイコロの出る目の確率

1つのサイコロを振ると、サイコロの目は1から6までの6つの数のうちいずれか1つが出ます。

たとえば、「サイコロの目が4である確率」を求めた場合を考えてみましょう。サイコロの6つの目のうち、4は1つだけです。このため、

\[ \text{確率} = \frac{1}{6} \]

例 2: カードゲームの確率

52枚のトランプのデッキから1枚のカードを引くとき、「引いたカードがハートのエースである確率」を求めます。

トランプのデッキには52枚のカードがあり、その中でハートのエースは1枚だけです。このため、

\[ \text{確率} = \frac{1}{52} \]

例 3: クラス分けの確率

30人のクラスで1人が代表に選ばれるとき、「あなたが代表に選ばれる確率」を求めます。

クラスの30人のうち、あなたは1人だけです。このため、

\[ \text{確率} = \frac{1}{30} \]

練習問題

次の問題の確率を求めてください:

  1. 1つの6面のサイコロを振ったとき、「目が2になる確率」
  2. 52枚のトランプのデッキから1枚を引いたとき、「引いたカードがクラブのカードである確率」
  3. 10個の赤いボールと5個の青いボールが入った袋から1個のボールを無作為に取り出したとき、「取り出したボールが青いボールである確率」
解答を表示/非表示
  1. 1つの6面のサイコロを振ったとき、「目が2になる確率」

    \[ \text{確率} = \frac{1}{6} \]

  2. 52枚のトランプのデッキから1枚を引いたとき、「引いたカードがクラブのカードである確率」

    トランプのデッキにはクラブのカードが13枚あります。このため、 \[ \text{確率} = \frac{13}{52} = \frac{1}{4} \]

  3. 10個の赤いボールと5個の青いボールが入った袋から1個のボールを無作為に取り出したとき、「取り出したボールが青いボールである確率」

    全体のボールの数は 10 + 5 = 15 です。このうち、青いボールは5個です。このため、 \[ \text{確率} = \frac{5}{15} = \frac{1}{3} \]